全国27市長選で無投票 九州は大分県別府市が戦後初 統一地方選後半戦スタート

西日本新聞

 第19回統一地方選の後半戦は14日、政令市を除く市長選と市議選、東京特別区の区長選と区議選が告示された。九州の8市長選のうち福岡県内の3市長選はいずれも選挙戦となる一方、大分県別府市長選は戦後初めて無投票となった。全国では計86市長選に計161人が立候補。無投票は県庁所在地の津や高松を含む27市だった。無投票の割合は31・4%で過去最高の32・7%には達していないが、前回2015年の30・3%から微増。九州の39市議選は佐賀県多久市など4市議選が無投票だった。9日告示の衆院沖縄3区、大阪12区補欠選挙や、16日告示の町村長選、町村議選とともに21日に投開票(一部翌日開票)される。

3市長選が告示 福岡県内

 福岡県内の直方、田川、春日の3市長選は、いずれも現職と新人の一騎打ちの構図となった。

 直方市長選は、無所属新人で元副市長の大塚進弘氏(67)=自民、国民民主推薦=と、再選を目指す検事出身の無所属現職壬生隆明氏(66)が立候補を届け出た。大塚氏は「全身全霊を傾け、明るく住みやすく誇れる街を目指す」と第一声。壬生氏は「市民の意思が反映される政治の先頭に立つ」と強調した。

 田川市長選は、無所属新人で元市議の高瀬春美氏(70)と、再選を狙う無所属現職の二場公人氏(62)=自民、国民民主、公明推薦=が舌戦を繰り広げる。人口減少にどう歯止めをかけるかが市の最大の課題。高瀬氏は「行政や民間で意見を出し合い、田川再生につなげる」、二場氏は「1期目に取り組んだ政策を進め、まいた種を開花させる」と訴え、それぞれ有権者の支持を求めた。

 春日市長選は、元市議で新人の近藤幸恵氏(61)と、6選を目指す現職の井上澄和氏(68)=自民、国民民主、公明推薦=の無所属2人が激突した。

 同市長選初の女性候補となった近藤氏は「新しい風を入れたい」と現職の多選を批判。「誰もが安心して住める幼老共生のまちづくりを目指す」と訴えた。井上氏は市が昨年、超高齢社会に突入したことに触れ「協働のまちづくりが私の使命。施設整備の一方、みんなが助け合う地域社会にする」と力を込めた。

=2019/04/15付 西日本新聞夕刊=