文化財の酒蔵を初開放 日田市「井上酒造」で蔵開き

西日本新聞

立ち飲み会場として初開放された酒蔵で日本酒の飲み比べをする人たち 拡大

立ち飲み会場として初開放された酒蔵で日本酒の飲み比べをする人たち

 日田市大鶴地区の老舗「井上酒造」(井上百合社長)の蔵開き「春搾り」があり、多くの来場者でにぎわった。頬を染めたほろ酔いの人たちはにぎやかに語らい、国登録有形文化財の酒蔵の雰囲気も楽しんだ。

 清酒「百合仕込み」が仕上がる春の恒例行事で今年は14日に開催。「お酒が生まれた場所で飲んでほしい」との思いから、酒蔵を初めて立ち飲み会場にした。焼酎だるをテーブルに、特別の空間で飲む一杯は格別とみえて、来場者は「うまい」と喉を鳴らしていた。

 酒かすを使った新商品や当日限定の生原酒の販売、たる酒やかす汁の振る舞いの他、杉玉作りのワークショップもあった。酒蔵巡りが好きで、福岡県うきは市から友人と訪れた井上愛子さん(55)は「きれいで開放的な酒蔵内で飲むと、蔵人の気持ちがより感じられておいしい」と話した。

=2019/04/17付 西日本新聞朝刊=