春日市長選、候補者の横顔

西日本新聞

近藤幸恵氏=無所属新人 井上澄和氏=無所属現職

 統一地方選後半戦で実施される春日市長選には、元市議で新人の近藤幸恵氏(61)、6選を目指す現職の井上澄和氏(68)=自民、国民民主、公明推薦=の無所属2人が立候補し、懸命に政策を訴えている。市政に対する思いや経歴など2人の横顔を紹介する。 (届け出順)

草の根で巨象に挑む 近藤 幸恵氏(61)=無所属新人

 佐賀県唐津市出身。夫の転勤に伴い全国各地で暮らした後、1994年に春日市へ。「交通利便性は高いし、なんて文化的な街」と気に入り、この地をついのすみかと定めた。

 子育て支援のNPO法人などで活動した経験を基に、市議に挑戦。3選した後、「市民中心のまちづくりができていない」と市長へのチャレンジを決意した。

 組織選挙を展開する現職と対決する心境を「巨象にアリが挑むようなもの。『草の根の精神』で戦う」と表現する。自身のテーマカラー、ピンクののぼりを立てて訴えるのは「しやなかに変革」だ。

 ストレス解消はドライブや登山という。中でも宝満山が多く「きついけれど、スカッとします」。

水問題も出馬の動機 井上 澄和氏(68)=無所属現職

 春日市は昨年、高齢化率が21%を超えて超高齢社会に入った。「市民と協働のまちづくりを進め、安心して暮らせる地域をつくる」ことが6選に挑む理由だ。

 大学時代から、後に自民党副総裁を務めた山崎拓衆院議員の事務所を手伝い、卒業と同時に秘書へ。県議3選、春日市長5選とひたすら政治の道を歩いた。

 多選批判はあるが、5回の市長選は全て無投票でなかったことで「市民の理解を得た自負がある」。春日那珂川水道企業団の恒久水源を確保する課題もあり、「最後までやり遂げる。これも(立候補の)大きな動機」と強調した。

 県市長会長に就任し役職が大幅に増え、激務が続く。息抜きは、愛犬ハチを連れた毎朝1時間の散歩だ。

=2019/04/18付 西日本新聞朝刊=