宇土で仮設解体始まる 全世帯退去では初 熊本地震3年

西日本新聞

解体の作業が始まった境目仮設団地 拡大

解体の作業が始まった境目仮設団地

 熊本地震の被災者が住まいの再建を終えて退去した宇土市境目町の境目仮設団地(24戸)で18日、県の解体・撤去工事が始まった。熊本地震の建設型仮設住宅で、全入居世帯の住まい再建に伴う撤去は初めて。

 同団地は地震から2カ月後の2016年6月、県が児童公園の中に建設したプレハブ8棟。同市花園台町の長期避難認定世帯を含む24世帯62人が入居したが、自宅を再建したり、災害公営住宅や民間賃貸アパートに転居したりして今年2月までに全世帯が退去した。県は6月下旬までに解体工事を終え、本年度中に元の公園に戻す予定。

 県によると、建設型仮設住宅は県内16市町村に110団地を整備し、ピーク時に1万1027人が入居。団地の集約による解体・撤去や村有住宅への転用などが行われ、3月末で仮設団地は101団地、入居者は4640人となっている。

=2019/04/19付 西日本新聞朝刊=