垂水市議に初の女性 全国唯一これまでゼロ

西日本新聞

鹿児島県垂水市議選で女性として初当選し、支持者と抱き合う池田みすずさん(左)=21日午後10時半すぎ 拡大

鹿児島県垂水市議選で女性として初当選し、支持者と抱き合う池田みすずさん(左)=21日午後10時半すぎ

 21日投開票された鹿児島県垂水市議選(定数14)で、1958年の市制施行以来、初めて女性市議が誕生した。県内の女性議員の「先輩」らが出馬を後押し。昨年成立した政治分野の男女共同参画推進法も追い風となった。

 税理士事務所を辞めて挑戦し、初当選した池田みすずさん(45)は、支持者からの花束を笑顔で受け取り「女性だからこそ聞こえてくる声を市政に届けたい」と語った。

 勤務先の同県鹿屋市で知り合った女性市議に「頑張ってみては」と背中を押されたのがきっかけ。作業着にスニーカー姿で女性の政治参加の必要性を訴えた。

 垂水市は全国の市で唯一、女性議員が誕生したことがなかったが、池田さんを含む2人の女性が立候補したことは市民の意識に変化をもたらした。農業の男性(72)は「子育てや介護など女性の関わりが重要な社会で、政治家も女性が必要だ」と期待を込めた。

=2019/04/22付 西日本新聞朝刊=