春日市長選井上氏、直方大塚氏 長崎田上氏、大分佐藤氏

西日本新聞

 第19回統一地方選は21日、後半戦の市町村長選と市町村議選、東京特別区の区長選と区議選の投開票が行われ、一部を除き即日開票された。九州7県では7市長選と35市議選、13町長選と45町村議選(補選を除く)が投開票された。いずれも現職と新人の一騎打ちとなった福岡県の3市のうち、直方市は新人が初当選、田川市は現職が再選し、春日市は現職が6選を果たした。長崎市は新人3人を退けた現職が4選。長崎県佐世保市も現職が4選を決めた。大分市は与野党が事実上相乗りした現職が再選。熊本県人吉市も現職が再選した。

 福岡県の3市長選のうち、直方市は無所属新人で元副市長の大塚進弘氏(67)=自民、国民民主推薦=が、検事出身の現職の再選を阻み初当選を決めた。

 人口減対策が最大課題の田川市は、無所属現職の二場公人氏(62)=自民、国民民主、公明推薦=が再選。春日市は無所属現職の井上澄和氏(68)=自民、国民民主、公明推薦=が同市長選初の女性候補となった新人を破り6選を決めた。

 九州の市長選で最多の4人が立候補した長崎市長選は、無所属現職の田上富久氏(62)が元県議や元市議の新人3人を破った。主な争点は市中心部の大型開発で、推進を掲げた田上氏に対し新人側は見直しや凍結を唱えた。

 大分市長選は、無所属現職の佐藤樹一郎氏(61)=自民、公明、自由推薦、社民支持=が厚い組織に支えられて共産新人を破り再選。熊本県人吉市長選は、無所属現職の松岡隼人氏(41)が返り咲きを狙った元職を退けた。長崎県佐世保市長選は無所属現職の朝長則男氏(70)=自民、公明推薦=が新人を抑え4選した。

 全国では136市区町村長選、585市区町村議選が投票された。市長選の女性当選者は無投票を含め6人となり、前回2015年の4人を上回って過去最多となった。

 統一選の全国86市長選では、九州の大分県別府市を含め全体の約3割の27市が無投票だった。

=2019/04/22付 西日本新聞朝刊=