「カズオ・イシグロと音楽」 ノーベル賞作家の横顔に迫る 長崎で27日から出前講座

西日本新聞

5月の出前講座でかけるレコードアルバムを手にする井手達夫館長。カズオ・イシグロさん作詞の曲も収録されている 拡大

5月の出前講座でかけるレコードアルバムを手にする井手達夫館長。カズオ・イシグロさん作詞の曲も収録されている

 長崎市民会館は「カズオ・イシグロと音楽」と題した出前講座を、今月27日を皮切りに6月下旬まで計3回開く。2017年にノーベル文学賞を受賞した同市出身の英国人作家で、音楽愛好家でもあるカズオ・イシグロさんの横顔に、音楽という切り口で迫る。

 講師を務める同会館の井手達夫館長によると、イシグロさんは作家になる前、ロックミュージシャンを目指した。作家になってからもミュージシャンに歌詞を提供するほど音楽への強い思いを持っているという。

 開催日は27日、5月25日、6月29日。いずれも午後3時と同5時開始の1日2回開講で、約30分間。27日はイシグロさんが若いときに聞いた曲、5月はイシグロさんが歌詞を提供しているジャズ歌手ステイシー・ケントさんの曲を、6月はイシグロさんの短編集「夜想曲集」にちなんだ曲をかけ、井手さんが背景を解説する。

 「イシグロさんは若い時、ボブ・ディランの曲を聴いている。ボブ・ディランも16年にノーベル文学賞を受賞しており、2人の縁を感じる」と井手館長。会場は、長崎市茂里町のみらい長崎ココウオーク5階のツタヤブックストア。ココウオーク=095(848)5509。

=2019/04/23付 西日本新聞朝刊=