薫風感じアウトドア満喫 「五ケ山クロス」全施設開業 那珂川市

西日本新聞 ふくおか都市圏版

クライミングウォールも備えた「モンベル五ケ山ベースキャンプ」 拡大

クライミングウォールも備えた「モンベル五ケ山ベースキャンプ」

五ケ山ダムの景観も楽しめる「カフェレストランカパンナ」 拠点施設の「ベース」。木材をふんだんに使った外観が特徴だ 「ベース」の屋上には広々としたデッキがあり、ダムの景色を楽しめる

 那珂川市の五ケ山ダム周辺は、市が「五ケ山クロス」と名付けた、多彩なアウトドアスポーツを楽しめるエリアだ。今月20日には拠点の「ベース」に飲食店がオープンし、予定していた施設整備がすべて完了。今週末の27日から始まる大型連休。すがすがしい薫風に誘われ、出掛けてみては。

 那珂川上流に昨春完成し、これから供用開始される県営五ケ山ダム。ダム堤の高さは102・5メートル、長さ556メートル、総事業費1050億円で、県内最大貯水量を誇る。

 五ケ山クロスは、そのダム近くの施設と、下流部にあるグリーンピアなかがわを合わせた愛称。アウトドアを通じた人の交流を表し、森林や丘陵などを横断する「クロスカントリー」につなげる意味も込められている。

 今月オープンした飲食店は「カフェレストラン カパンナ」。カパンナはイタリア語で山小屋の意味で、地元産の野菜やオリーブオイルを使った料理が味わえる。

 カパンナが入る建物のベースは、外観に地元産木材を多用。屋上には展望デッキがあり、五ケ山ダムの壮大な景観が広がる。アウトドアショップのモンベル福岡五ケ山店も入居している。

 キャンプ場「モンベル五ケ山ベースキャンプ」は、同社が初めて手掛けるキャンプ場。高級感あふれる常設テント、犬と一緒にキャンプできるサイト、高さ8メートルのクライミングウォールなど多彩な施設がそろう。

 昨年10月、町から市に移行した那珂川市にとって五ケ山クロスは、新たに人を呼び込む重要な交流拠点。市地域づくり課の真鍋勝大課長は「新しい施設を体験した人が、一帯の自然に魅力を感じてリピーターになり、市全体の活性化につながるようにしたい」と話す。問い合わせは、同課=092(408)8729。

=2019/04/23付 西日本新聞朝刊=