10連休、十人十色 帰省や観光、各地で人出 「稼ぎ時」8日間仕事の人も

西日本新聞

 平成から令和にまたがる最大10連休のゴールデンウイークが27日にスタートした。九州各地の交通機関は帰省客や旅行者で混雑し始め、天候に恵まれた行楽地は大勢の人でにぎわった。一方、休みに関係なく仕事にいそしむ人も。10連休の初日をそれぞれが、さまざまな思いで過ごした。

 JR博多駅構内は、朝からキャリーケースを引く若者や土産袋を手にした家族連れであふれた。長崎県佐世保市の実家に帰省する愛知県の会社員男性(41)の長男で小学3年の福田優輝君(8)と長女優衣ちゃん(4)は「ドッジボールやキャッチボールをして遊びたい」と声を弾ませた。

 JR九州によると、九州新幹線は新下関発鹿児島中央行きなど下りの自由席の一部で乗車率が100%を超えた。博多から長崎、大分方面の在来線特急も軒並み満席となった。

 子供たちの笑顔が広がった福岡市東区の遊園地「かしいかえん シルバニアガーデン」。同市南区の会社員多久泰祐さん(36)は看護師の妻(33)と子供3人で来園し「妻の仕事で遠出できないが子供との連休を楽しみたい」。小1の次男詠翔君(6)は「お父さんと面白い遊びをいっぱいしたい」と目を輝かせた。同園は連休中、「令」「和」の両方の漢字を名前に含む入園者が無料で「多くの人に来園してほしい」と期待した。

 長崎市の長崎ペンギン水族館では、ペンギンが飼育員に餌をねだる姿に「かわいい」と歓声が湧いた。兵庫県から来た小5の袴田一期君(10)は長崎県西海市の長崎バイオパークにも行く予定で「動物を見るのが楽しみ」と胸を躍らせた。鹿児島県鹿屋市の「かのやばら園」では「ばら祭り」が開幕。親子で訪れた宮崎県西都市の重永優奈さん(10)は「見たこともないようなバラがたくさんあり、びっくり」と赤やピンク、白の花々に見入っていた。

 一方、福岡市・天神の百貨店社員田中かおりさん(54)は27日を含め連休中は8日間の勤務。「土産のお菓子販売で忙しくなりそう。連休が長いと従業員の休みを調整するのが大変です」と話した。人出が見込まれ稼ぎ時となる連休中は、飲食業やサービス業を中心に休めない人も多そうだ。

 九州自動車道は28日、下り線で古賀インターチェンジから鳥栖ジャンクション間で最大20キロの渋滞を見込む。福岡空港は国内、国際線とも同日まで出発ラッシュが予想される。

=2019/04/28付 西日本新聞朝刊=

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