【動画あり】【次代へ】天神に再開発の鼓動 発展30年、変わるビル群

西日本新聞

 車や人が絶えず行き交う福岡市・天神の週末。通りから壁一枚隔てた先で、市が進める都心部再開発事業「天神ビッグバン」に伴う建設工事が昼夜を問わず続く。四方のビル群にこだまする重機の鈍いエンジン音は、新たな時代に移りゆく街の鼓動のようだ。

【動画】天神 再開発の鼓動

 26日午後8時、大型複合ビル「天神ビジネスセンター」(仮称)建設予定地に投光器が点灯した。深さ約10メートル掘削した地盤の土砂を、3台のショベルカーがかき出し、ひっきりなしに出入りするトラックの荷台に積み込んでいく。時折激しい雨に見舞われながら、夜間の作業は明け方まで続く。現場隣では、4月上旬に役目を終え、閉館した福岡ビル(福ビル)の外壁に明かりが映り込み、その姿を浮かび上がらせていた。

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 1990(平成2)年3月16日に撮影された空撮写真があった。およそ30年前、平成の初期に比べ天神はどう変わっていったのか、同じ構図で空撮に臨んだ。南北に延びる渡辺通りを中心に据え、北側を向いてシャッターを切った。

 ビル外壁に階段状に茂った緑が目を引く「アクロス福岡」は当時はさら地だった。西鉄天神大牟田線の線路がむき出しだった大丸福岡天神店の西側は現在、高速バスが出入りする福岡三越がそびえ立っている。

 都心部の空をぐるりと巡ってみると変化の目覚ましさが分かった。今後は天神ビッグバンに絡み、さらなる発展も期待される。令和の訪れとともに、変貌する街並みに思いをはせた。

=2019/04/28付 西日本新聞朝刊=

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