新時代へ願いを込めて 令和元年スタート

西日本新聞

 令和初日の1日、県内各地でさまざまな記念イベントや祝賀の売り出しがあり、多くの人出でにぎわった。足を運んだ人は、新たな時代の幕開けを思い思いに過ごした。

市役所 長崎や佐世保で婚姻届

 長崎市は「令和初日を人生の記念日にしたい」という市民の思いにスピーディーに応えるため、市役所に婚姻届を受け付ける臨時窓口を開設、早朝から多くのカップルが姿を見せた。

 窓口が開いた午前9時、整理券順に最初に届け出たのは、田口祥弘さん(31)=長与町=と堀奈見さん(27)=長崎市=の小学校教諭同士のカップル。手続きを終えると、田口さんは「家族になったという実感が湧いてきた。仕事と家庭の両立を頑張りたい」。奈見さんは「改元の祝福ムードの中、結婚できてうれしい。笑顔が絶えない家庭を作りたい」と話した。

 長崎市によると、令和に改元された1日午前0時には時間外に対応する守衛室前に6組が並んでいたといい、午後5時までに168組の婚姻届を受け付けた。

 時間外受付窓口の職員を増員していた佐世保市では、同5時までに111組が婚姻届を提出した。

諏訪神社 限定の御朱印に行列

 長崎市の諏訪神社は、令和元年を記念する限定御朱印を用意。授与開始の午前8時には約280人が並ぶ人気ぶりだった。「令和元年五月吉祥日」の墨書きがあり、限定3千枚(初穂料500円)が5月末まで授与される。

 長与町の田中朱李(あかり)さん(22)は、婚約者の赤瀬祐介さん(34)や家族と5人そろって、午前7時すぎから行列に並んだ。「これから婚姻届を出します。令和初日は、おめでたいことだらけです」と、目を細めた。

島原鉄道 新元号記念切符にファン笑顔

 島原鉄道(島原市)は、新元号記念切符と記念切符を付けた創立111周年記念レール文鎮をそれぞれ111組限定で売り出した。午前8時からの整理券配布を前に、熱心な鉄道ファンら約60人が島原駅で行列を作った。

 約1時間前から並んだという諫早市西小路町の高校教諭原田哲さん(46)は「南線の廃止前は何往復も乗った」という島鉄ファン。「今も週に1回ほど島鉄で通勤し、愛着もある。新時代を迎える切符と文鎮を写真に撮って鉄道ファン仲間に送ります」と笑顔で話した。

三川内焼産地 はまぜん祭りで品定め

 三川内焼の産地である佐世保市の三川内皿山一帯では、「第34回三川内焼窯元はまぜん祭り」(実行委員会主催)が始まった。新元号「令和」を祝い、梅や菊の絵柄をあしらった作品36点も並んだ。5日まで。

 「はまぜん」は焼成時のゆがみ防止のため、窯の中で焼き物の下に敷く使い捨ての道具。祭りでは17窯元の作品が通常より3~5割引きで販売されており、長崎市鳴見台から夫婦で訪れた笠原京子さん(60)は「令和記念の作品は、めでたい絵柄できれい」と見入っていた。

 実行委=0956(30)8311。

=2019/05/02付 西日本新聞朝刊=

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