防人の島、狼煙で祝福 福岡市・能古島

西日本新聞

のこのしまアイランドパークで狼煙を上げ、改元を祝う関係者たち 拡大

のこのしまアイランドパークで狼煙を上げ、改元を祝う関係者たち

 古代に防人(さきもり)が守りについたとされる福岡市西区の能古島にある観光施設「のこのしまアイランドパーク」では1日正午すぎ、改元を祝う狼煙(のろし)が上げられ、訪れた人たちは新たな時代にそれぞれの期待を込め、もくもくと上がっていく白煙を見上げた。

 7月に活動を本格化させる福岡ピースライオンズクラブ(久保田美代子会長)が、令和の出典となった万葉集に、能古島を舞台にした歌が詠まれているのに着目。同パークの協力で、大宰府に外敵の侵入などを急報する手段だった狼煙を祝福の手段としてよみがえらせた。

 防人の衣装を着た同クラブ幹事の伊藤博文さん(50)らが、施設内に25年前に設けられた石造の狼煙台で木の枝や草に点火。曇天で風が煙を流す、あいにくの天気となったが、狼煙をたきだして約1時間後、太宰府市の高台に待機していた同パーク職員が白煙を確認。大宰府政庁跡で「梅花の宴」を再現していた大宰府万葉会にも伝えられ、メンバーらは「一緒に令和を祝おう」と起立し、島に向かって一礼した。

 伊藤さんは「新たな時代では、世界から戦争がなくなるよう願いを込めました」と話していた。

=2019/05/02付 西日本新聞朝刊=

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ