【動画あり】万葉集最南端の地に歌碑 鹿児島・長島町

西日本新聞

 新元号「令和」の出典となった万葉集の序文の一節を刻んだ歌碑が、鹿児島県長島町の黒之瀬戸海峡を一望できる「うずしおパーク」に建てられた。序文を詠んだ大伴旅人(おおともの・たびと)が、同海峡の和歌を詠んでおり、既にパークには旅人の歌など四つの和歌の碑が立っていた。町は令和の新たな観光スポットとして期待している。

 歌碑は旅人が「隼人(はやひと)の 瀬戸の巌(いわ)ほも 鮎(あゆ)走る 吉野の瀧(たき)に なほしかずけり」と海峡を詠んだ碑の隣に建立。「初春の 令月にして 気淑(よ)く 風和(やわら)ぎ」と刻まれ、「令」と「和」の文字は金色で、解説文が添えられている。1日に除幕式があった。

 日本三大渦潮の一つといわれる同海峡は、万葉集に登場する歌の地名の最南端とされる。2日、同県霧島市から訪れた会社員沢村博之さん(47)は「海峡が万葉の世から令和につながっていると考えると歴史を感じる」と話した。

=2019/05/03付 西日本新聞朝刊=

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