「こたけ珈琲」街を元気に 地域協力隊員の国房さん商品化

西日本新聞 筑豊版

 小竹町の地域おこし協力隊員、国房雅之さん(38)=福岡市出身=が商品化に協力したコーヒー豆「竹炭焙煎(ばいせん) こたけ珈琲」が、同町のお試し居住住宅「こたけ創造舎」や飯塚市内のカフェで販売されている。コーヒー豆は同町の竹で作った炭で焙煎。収益は子育て支援などに活用されており、国房さんは「町の新たな名物となり、地域が元気になるきっかけになれば」と話している。

 国房さんは大学院修了後、民間企業を経て、関心があった料理の道に進むため福岡市内の調理師専門学校に入学。学校に通いながらカフェやレストランで経験を積み、2013年に同市でカフェを開いた。こたけ珈琲は昨年1月、小竹町出身の父に「町に特産品がない」と相談を受けたのをきっかけに、竹を活用した商品開発の一環で関わることになったという。

 国房さんは、那珂川市でコーヒー豆工房を営む知人が焙煎に竹炭を使っているのを知り、協力を依頼。小竹町のNPO法人「小竹に住みたい」まちづくりの会が同町内で伐採した竹で炭を作り、知人の工房で豆を焙煎。NPO法人リトルバンブー(小竹町)が豆の袋詰めや販売を担当し、収益の一部はリトルバンブーの子育てサポート事業に活用されている。

 こたけ珈琲は竹炭から出る遠赤外線で焙煎するため豆が焦げず、すっきりとした味わいに仕上がっているという。

 町の人たちを交えた試飲会など商品開発を通して、地元の人たちの優しさや豊かな自然にひかれた国房さんは、小竹町の地域おこし協力隊に応募し、同町に拠点を移した。国房さんは「いつかは創造舎に喫茶室を設け、町民がコーヒーを片手に笑い合う憩いの場になってほしい」と意気込んでいる。

 こたけ珈琲は100グラム800円、200グラム1500円。

=2019/05/05付 西日本新聞朝刊=

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