福岡、釜山の演劇人が交流 韓国で公演、博多弁に観客笑い

西日本新聞

 【釜山・前田絵】福岡市と韓国釜山市の演劇人による交流企画「ハナロ・プロジェクト」の公演が4日夜、釜山市の龍頭山公園の野外ステージであった。国際結婚を題材に文化の違いや家族が抱える問題をコミカルに描いた作品で、日韓の俳優陣の熱演に会場は笑いと拍手に包まれた。

 企画は2014年に始まり、毎年公演を続けている。今回は釜山市で6日まで開催中の「朝鮮通信使祭り」の一環として、17年に共同制作した演目「セレモニー」を再上演。出演者らは本番の10日前に釜山入りし、合同稽古を行った。

 サッカー日韓戦の日に、日本人女性と韓国人男性が結婚式を挙げる物語。新郎新婦双方の控室で起こる騒動を乗り越え、無事に式を終えるまでを描いた。舞台脇に日本語と韓国語の字幕を表示。俳優たちが繰り広げる博多弁と釜山弁の軽妙なやりとりに観客席から何度も笑いが起きた。

 日韓間の外交関係が冷え込む中での公演。新婦の父を演じた福澤究(きわみ)さん(47)は「日韓の役者が心を合わせた舞台が観客に受け入れられてよかった。今後も交流を続けたい」。新郎役の鞠民龍(クミンヨン)さん(28)は「釜山と福岡以外の地域にも演劇交流が広がってほしい」と話した。

=2019/05/06付 西日本新聞朝刊=

PR

国際 アクセスランキング

PR

注目のテーマ