研修医バンドがPRソング 「長大病院で医師研修を」 ユーチューブでも披露 知名度アップに貢献

西日本新聞

 長崎大病院の研修機関「医療教育開発センター」のPRソングが完成した。曲名は「アイをCHODAI(ちょうだい)!」。昨年4月から同病院で2年間の研修医を務める20代4人のバンド「びーとぱーみにっつ」が歌う姿が動画投稿サイト「ユーチューブ」にも流れ、知名度アップに貢献している。

 メンバーはいずれも研修医2年目の森本崇之さん(25)、森尾瞭介さん(25)、肥田泰慈さん(27)、熊谷美智さん(28)。4人とも県外の大学で軽音楽部に所属していた。

 作詞作曲はリーダーで大分県出身の森本さん。長崎へ来た当初は友人がおらず孤独を感じたが、街の風景を見て「前向きに物事に取り組もう」と思ったといい、その素直な気持ちを歌で表現。路面電車やネコ、ちゃんぽんなど地元名物を歌詞に入れた。

 曲名の「アイ」は「愛」だけでなく、英語で知識や情報を意味するインテリジェンス、インフォメーションの頭文字「I(アイ)」も掛ける。バンド名の「びーとぱーみにっつ」は、音楽ではテンポ、医学では心拍数を意味。メンバーみんなの鼓動を感じて拍子を合わせよう、との気持ちを込めた。

 病院の研修機関がPRソングを発案したのは、研修医の募集が狙い。都市部に医師が集中する偏在問題は、西洋医学発祥の地の長崎でも深刻。多くの医師に長崎に来てもらい、高度な先端医療から離島での予防医療まで幅広く学び、医学界を背負う人材になってほしい、との願いがある。

 2月初旬、4人は初めて長崎大病院の待合場でコンサートを開催。患者や病院関係者が見守る中、「アイをCHODAI!」など数曲を披露した。入院患者の男性(32)は「生バンドが聞ける機会はめったにない。元気をもらえました」。森本さんは「これまで接してきた患者の中には、深刻な症状の人もいる。歌で自分たちの愛情を伝えたかった」と話した。今後も可能な限り活動を続けるという。

=2019/05/10付 西日本新聞朝刊=

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