麻疹風疹の混合ワクチン 筑豊地区 低い接種率 1期5市町、2期6市町村が県ワースト10 自治体など予防呼び掛け

西日本新聞

 風疹と麻疹(はしか)の混合ワクチンの定期接種を受けた割合が筑豊地区で低く、自治体や保健福祉事務所が接種を呼び掛けている。昨年夏ごろから、30~50代の男性を中心に全国で風疹の患者数が増えたこともあり、国も対策に乗り出している。

 ワクチンの定期接種は1歳児(第1期)と、小学校入学前1年間の幼児(第2期)が対象。厚生労働省がまとめた2017年度の接種率に関する調査によると、筑豊地区の自治体は第1期で5市町、第2期では6市町村が、それぞれ県内のワースト10位以内に入った。第1期では添田町の接種率(73・2%)が県内の自治体で最も低く、第2期では大任町(78・3%)がワースト2位だった。

 風疹は妊娠初期の女性が感染すると、胎児が難聴や白内障などになるリスクがある。流行を防ぐため、田川地区を管轄する県田川保健福祉事務所は昨年11月、田川医師会所属の医療機関で予防接種が受けられる時間帯をまとめたカレンダーを作成。管内の市町村に配布した。

 厚労省は、定期接種を受ける機会がなかった1962年4月2日~79年4月1日生まれの男性(現在57~40歳)を接種対象に追加。対象者は、自治体からクーポン券(受診券)が届くと、実施医療機関で抗体検査とワクチン接種を原則無料で受けられる。

 県田川保健福祉事務所の担当者は「多くの人が抗体を持っていれば、大流行は起きない。ぜひワクチン接種を受けてほしい」と話している。

=2019/05/09付 西日本新聞朝刊=

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