九大博物館で「お宝」発見!? 18日から「福岡ミュージアムウィーク」

西日本新聞

 福岡市の博物館や美術館など18施設が参加するイベント「福岡ミュージアムウィーク2019」が18日から始まる。その中でひときわ異彩を放つのが「九州大学総合研究博物館」(同市東区箱崎6丁目)。同大の研究者らが長い年月をかけて収集した国内最大規模の昆虫標本や、九州ゆかりの近代産業遺産の模型など貴重な学術資料が並ぶ。果たしてどんな「お宝」に出合えるか? カメラ片手に探訪した。

【写真特集】異彩を放つ「九州大学総合研究博物館」の標本や模型

 思わず目がくぎ付けになったのは、まるで金属のような輝きを放つコガネハムシの標本だ。100年近い昆虫学研究の歴史を持つ大学だけに、管理する標本は400万点を超えるが、これはほんの一部。東南アジアで採集した丸山宗利准教授は「生き物って本当に不思議」と話した。

 続いて鉱物資料室。「軍艦島」として知られ、世界文化遺産に登録された長崎市・端島の模型が登場。1909年作製で、地層の断面まで描かれた珍しいものだ。資源工学・鉱山技術史などに詳しい中西哲也准教授は「石炭の層について学生に教える教材だったのではないでしょうか」と推察する。

 その他にも弥生時代の人骨や、化石、鉱物の標本など普段はお目にかかれない学術資料が並ぶ。同大全体では750万点の資料があり、好奇心は尽きない。

 岩永省三副館長によると、同博物館は資金難のため、箱崎キャンパス跡地での運営を余儀なくされている。「過去の資料から新たな発見もある。適切な保存が未来の研究に不可欠だ」と語った。

 同イベントは26日まで。市科学館や福岡アジア美術館などでトークショーやワークショップなどの催しがある。

 

=2019/05/13付 西日本新聞夕刊=

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