ウガンダ支援、15基目の井戸 那珂川市の丹下さん資金提供

西日本新聞 ふくおか都市圏版

井戸の完成を喜ぶウガンダ・チャーヌーナ村の人々(狐塚さん提供) 拡大

井戸の完成を喜ぶウガンダ・チャーヌーナ村の人々(狐塚さん提供)

子どもたちの画像を見て喜ぶ丹下久子さん

 東アフリカ・ウガンダの支援に取り組む「福岡・ウガンダ友好協会」の15基目となる井戸が3月、同国南部ワキソ地区のチャーヌーナ村に完成した。1月に14基目が同国西部ムベンデ地区カサンビア村に出来上がったばかり。同会のリビングストーン・チェユネ会長は「善意の輪が広がり、10年を迎えることができた。子どもたちの教育環境を改善する活動を多くの人に知ってほしい」と話す。

 会は同国出身で、春日市で英会話教室を開くチェユネ会長の呼び掛けで2009年に発足した。年1基を目標に現地で井戸の掘削のほか、子どもたちにノートや文房具を贈る活動を続けてきた。

 15基目は、那珂川市の丹下久子さんからの提供資金で賄った。10年前に亡くなった夫の善太郎さんの名が残り、水くみに追われる現地の子どもたちの支援につながればと、丹下さんは今年になって協会筑後支部代表を務める大川市の狐塚敬喜さん(65)を通じて提供を申し出た。

 現地から届いた子どもたちの笑顔の画像を見た丹下さんは「子どもたちが少しでも楽になって、勉強や遊びに自分の時間を使えるようになれば」と喜ぶ。

 狐塚さんによると、掘削した場所は水脈が深く、約80メートルを掘削する難事業だった。井戸はチャーヌーナ村の約300世帯が利用し、子どもたちは川など遠くの水源まで出掛け、水をくんで持ち帰る重労働から解放された。掘削費用は1基当たり約50万円~80万円という。

=2019/05/15付 西日本新聞朝刊=