自動ミニブタブラシ製作 三池工高生、大牟田市動物園で試運転

西日本新聞 筑後版

つり下げた「自動ミニブタブラシ」(中央)への反応を観察する三池工高の生徒たち 拡大

つり下げた「自動ミニブタブラシ」(中央)への反応を観察する三池工高の生徒たち

 大牟田市上官町の三池工高電気科の生徒たちが、市動物園用に「自動ミニブタブラシ」を製作し、15日に動物園を訪問して試運転を行った。ミニブタが体を寄せれば、いつでも自動的にブラシが回転して自らかゆいところをかけるという優れもので、園の依頼を受けた生徒たちが創意工夫して手作りした。さらに改良して近く納入する予定だ。

 同校電気科は2年前に「動物園班」を設け、週1回の「課題研究」授業で、園の依頼を受けた装置の開発に取り組んでいる。これまでにラマとモルモット用の自動給餌器を製作し、現在も園内で使われている。自動ミニブタブラシは、「ミニブタ自身が体をかける装置を」との依頼を受け、今春卒業した10人と現3年生10人の計20人で昨年春に製作を始めた。

 装置は、人工芝を周囲に張り付けたプラスチックのバケツ(直径約50センチ)が、ミニブタ舎内のあずまやの天井からつり下げられ、ミニブタが近づくとセンサーが反応しモーターで回り始める。ミニブタにとって安全で、かつ壊れない頑丈さを追求しようと試行錯誤を重ね、ほぼ完成させた。

 この日は実際に取り付け、近くに餌がまかれると、ミニブタ6頭が嫌がる様子もなく近づいてきた。回転するバケツに頭をすりつける場面もあった。班長の平川颯真(そうま)さん(17)は「補強をさらに加えたい。ミニブタが使ってくれるようになればうれしい」と話した。飼育員の岩下宏美さん(25)は「職員によるブラッシングはいつもできるわけではないので、とてもありがたいです」と感謝した。

=2019/05/16付 西日本新聞朝刊=

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