フリースクールで先端学習 福岡市の新設校 「STEM教育」導入

西日本新聞

新設された箱崎校の教室で、パソコンを使って学ぶ子ども(右)と教える先生 拡大

新設された箱崎校の教室で、パソコンを使って学ぶ子ども(右)と教える先生

 福岡市西区で不登校の子どもらが通う民間のフリースクールを運営している認定NPO法人「エデュケーションエーキューブ」は本年度、福岡市東区箱崎に箱崎校を新設した。来年度から小学校でプログラミング教育が必修化されるのに先立ち、科学技術分野での活躍に必要な独創性などを養う「STEM教育」も導入し、フリースクールとSTEM教育を組み合わせた教育を行っている。

 同法人は2014年、パソコンを活用した低料金の個別指導塾を西区に開校。17年には、フリースクールと個別指導塾を行う新たな拠点を西区に設けた。同法人は、家庭の経済力に子どもの学力が左右される傾向がある状況を解消しようと、月2万5千円の授業料を保護者の経済状況に応じ最大7割減額。小中高生が対象で、ほぼ定員となったため、さらにスクールを増やし時代に応じた内容の教育を展開することにした。

 箱崎校は、所有者の協力を得て空き家になっていた民家を格安で賃貸。子どもの貧困対策として大和証券グループから約300万円の助成を受け、屋内をリフォームし、学習に必要なパソコンや教材などをそろえた。子どもごとに週1~5日のフリースクールと、全国展開している企業が開発したSTEM教育の教材を使って学習を支援する。教材のブロックの組み立てなどを通し科学的な考え方を身につけることができ、フリースクールとは別にSTEM教育だけを習う生徒も受け入れている。今後は糸島市や県南部での新設も検討している。

 同法人の草場勇一代表理事は「経済事情に関係なく、どの子にも最先端の教育を提供したい」と話している。問い合わせは同法人=070(5495)2695。

=2019/05/17付 西日本新聞朝刊=

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