世界から370人、最新技術の活用議論 若手起業家サミット開幕 福岡G20会議6月開催

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 6月下旬に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に先駆け、加盟国の若手起業家で経営課題や社会問題を共有するイベント「G20YEAサミット」が16日、福岡市・天神のアクロス福岡で始まった。世界各地から約370人が参加。2日間にわたって最新技術の活用策などを探り、G20会合への提言書を取りまとめる。

 YEAは「ヤング・アントレプレナー・アライアンス」の略で、若手起業家育成団体の国際的なネットワーク。同イベントは毎年、G20に合わせて開催国で開かれている。日本では初開催で、YEAに加盟する日本青年会議所が運営を担当。起業が盛んな福岡市を開催都市に選んだ。

 今年のテーマは、最新テクノロジーの活用や事業の持続可能性で、16日にはドローンやバーチャル・リアリティー(仮想現実)の実演を交えた講演やビジネスマッチングがあった。

 事例報告では、「ポケットモンスター」に関連した事業展開をするポケモン(東京)の最高執行責任者宇都宮崇人さんと、サンリオ(同)でハローキティの世界戦略を担った鳩山玲人さんが登壇。宇都宮さんは、スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO」が地域振興にも活用されている点を挙げ、「社会貢献が息の長いブランドにしてくれる」と解説した。

■「キャッシュレス決済」城南高で特別授業

 6月8、9日に福岡市で開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に向け、高校生に金融について興味を持ってもらおうと、福岡財務支局と県は16日、同市城南区の城南高で「キャッシュレス決済」についての特別授業を開いた。

 1年生約400人が参加。同校の卒業生で財務支局職員の南健人さん(29)が電子マネーやクレジットカード、スマートフォン決済といったキャッシュレスの種類や、日本での普及率が18%で中国や韓国、米国より低いことなどを説明した。生徒はグループに分かれ、現金払いと比べたキャッシュレスの利点や欠点について意見を出し合って発表した。

 交通系ICカードを使っているという棚町航太さん(15)は「メリットやデメリットをしっかり考えながらキャッシュレスを活用したいと思った。若い世代だけでなく、高齢者でも使いやすい仕組みが生まれてほしい」と話した。

=2019/05/17付 西日本新聞朝刊=

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