アゲマキ漁を今季は見送り 佐賀、有明海

西日本新聞

 佐賀県の有明海沿岸で昨年、22年ぶりに漁が再開された二枚貝アゲマキについて、県有明海区漁業調整委員会は今季の漁を再び見送ることを決めた。生息数の減少で保護を優先させたい県有明海漁協の要望に応じ、今月末までの禁漁期間を1年延長する。

 県水産課によると、アゲマキの漁獲量は1988年の776トンをピークに激減し、97年から休漁。県は稚貝の放流や繁殖で生息環境の改善に取り組み、漁協は資源の回復がみられるとして昨年6月の1カ月限定で漁を再開させ、15日間で計823キロを出荷した。

 しかし、県有明水産振興センターが今年3月、同県鹿島市沿岸の90地点を調査したところ、推定資源量は8・2トンで前年と比べ6割減少。冬場の少雨で海水の塩分濃度が上がったため激減したとみられる。漁協の徳永重昭組合長は「資源保護のために禁漁を提示した。残念だが来年は復活を期待したい」と話した。

=2019/05/18付 西日本新聞朝刊=

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