天文館に新アーケード 鹿児島21年3月までに2ヵ所

西日本新聞

鹿児島市のデパート「山形屋」前交差点に新設されるアーケードのデザイン案 拡大

鹿児島市のデパート「山形屋」前交差点に新設されるアーケードのデザイン案

アーケード新設予定地

 鹿児島市の繁華街・天文館周辺で、市電の軌道をまたぐアーケードを2カ所に設置する計画が進んでいる。設置予定場所では天文館の再生に向けた大規模な再開発事業や鹿児島銀行新本店ビル建設が進行中。にぎわいが薄れつつある天文館で、アーケードはこれらの事業との相乗効果を果たす役割が期待される。

 天文館商店街振興組合連合会(天商連)が、地区内の回遊性を高めようと計画。鹿児島銀と共同で事業を進める。設置場所は同市金生町のデパート「山形屋」前と、市電の天文館電停前の交差点。アーケードの下を市電が通過する全国でも珍しい景観になる。

 先行して山形屋と鹿児島銀新本店ビル前に架かるアーケードを建設する。長さ28メートル、幅10・5メートル、高さ12メートル。公募で決定したデザイン案は、白っぽい色で格子状の骨格のシンプルな構造が特徴で、周囲の景観を妨げないとして選ばれた。実施設計を経て10月着工、来年3月完成予定。

 また、天文館電停前では旧商業施設「タカプラ」一帯に15階建ての複合施設整備が進む。アーケードもこの事業に合わせ、9月にデザイン案を公募し、来年7月に着工、複合施設と同時期の2021年3月完成を目指す。

 天商連の有馬勝正代表理事は「傘も差さずに歩け、桜島の灰もしのげるので、回遊性が高まり、活性化につながってほしい」と話している。2カ所の総事業費は約5億円で、鹿児島銀が3億円を出資。残りを市の助成金や寄付で賄う。

=2019/05/18付 西日本新聞朝刊=

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