進む「交差点の青色舗装」 人身事故件数全国最悪レベル脱却狙う

西日本新聞

 県内で交差点を青色に舗装する「SAGA BLUE PROJECT」が進んでいる。青色は集中力を高める効果があるとされ、ドライバーに注意喚起を促し、人口10万人当たりの人身事故件数が都道府県別で最悪レベルにある現状を脱却する狙いがある。17日には県庁前の交差点で小学生が舗装に気球の絵を描くイベントがあり、参加者は事故の減少を願った。

 青色舗装は、人身事故が多発する交差点を対象に県が2017年に開始し、18年末までに157カ所で実施。同プロジェクトでは来年3月までに新たに81カ所で青色舗装を進めるとともに、県民参加型のイベントも展開し、交通安全に向けた機運を高める。

 背景には、県内の人身事故件数の多さがある。県の人口10万人当たりの人身事故件数は、12年から5年連続で全国ワーストという不名誉な記録をつくった。17、18年は2位、今年は4月末時点の速報値で3位になるなど改善傾向にあるが、依然として高い水準を保ったままだ。

 この日のイベントには、県庁近くの赤松小の1年生113人が参加。山口祥義知事は「悲しい交通事故を起こしてはいけないという気持ちを県中に広めよう」と呼び掛けた。児童は県出身の画家ミヤザキケンスケさんらのアドバイスで、県庁前の交差点に引かれた幅約2メートルの青いラインの上にチョークで動物や果物など思い思いの柄や色の気球を描いた。

 絵は同日午後、上から青く塗られて見えなくなったが、完成時の写真をモニュメントとして交差点付近に飾るという。参加した市瀬陽(はる)君(6)は「みんなで描いて楽しかった。横断歩道は手を挙げて渡るようにこれからも交通安全に気をつけたい」と話した。

=2019/05/18付 西日本新聞朝刊=

佐賀県の天気予報

PR

佐賀 アクセスランキング

PR

注目のテーマ