新品種「アイマサリ」開発 病害虫に強いジャガイモ 県馬鈴薯研究室

西日本新聞

 長崎県農林技術開発センター馬鈴薯(ばれいしよ)研究室(茶屋正孝室長、雲仙市愛野町)は、病害虫に強い新品種のジャガイモ「アイマサリ」を開発した。ポテトサラダ向きの滑らかな食味で、減農薬栽培もできる次世代の主力品種として期待されている。新品種の投入で、県の基幹産業である農業の活性化を図る考えだ。

 同研究所によると、現在の県の主力品種ニシユタカが病害虫への抵抗力が低いことから、強い新品種を2008年から10年がかりで開発した。市場価値が高い大玉の収量が多く、見た目と食味が良いことが特徴。産地の「愛野」と、病害虫への抵抗力や収量が「勝る」ことから、アイマサリと命名された。

 県は北海道、鹿児島県に次ぐ全国3位のジャガイモ産地で、17年は県南部を中心に3640ヘクタールで7万7400トンを生産した。県はアイマサリの効率的な栽培方法を蓄積して生産者に伝え、26年をめどに1千ヘクタールでの栽培を目指す。現在約20戸が約2ヘクタールでアイマサリの栽培を始め、近く市場に初出荷する予定という。茶屋室長は「収量が多く、使う農薬は少ないので、農家の所得向上につながる」と期待している。

=2019/05/18付 西日本新聞朝刊=

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