「城泊」第1号に期待 観光庁長官がやぐら視察 平戸

西日本新聞

「城泊」の計画が進む平戸城の懐柔櫓前で、黒田成彦市長(左)の説明を聞く田端浩観光庁長官 拡大

「城泊」の計画が進む平戸城の懐柔櫓前で、黒田成彦市長(左)の説明を聞く田端浩観光庁長官

 国が文化財を活用した事業として推進する「城泊(しろはく)」の第1号となる見通しの平戸城(平戸市岩の上町)を17日、田端浩観光庁長官が視察した。

 田端氏は黒田成彦市長の案内で天守閣から四方を見渡し、宿泊施設として改修する「懐柔櫓(かいじゅうやぐら)」の位置を確認。現在は倉庫になっている内部に入り、担当職員から構造や耐震化などの説明を受けた。

 田端氏は取材に「訪日外国人(インバウンド)にとって、日本の歴史を感じながら泊まれるのが城泊の魅力。まずは歴史ある平戸から発信できることに期待したい」と述べた。

 欧州などで城や宮殿を活用したホテルが人気となっているのを踏まえ、市は約1億4千万円をかけて懐柔櫓の宿泊施設化を進める。国は半額の7千万円を補助し、平戸城を成功事例としたい考えだ。

 視察後は平戸文化センターで「観光立国を目指して-政府の観光施策と城泊の位置づけ」と題し、観光を生かした地方創生について市民を前に講演した。

 田端氏は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる春日集落も訪ね、地元の高齢女性からもてなしを受けた。

=2019/05/18付 西日本新聞朝刊=

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