「もったいない」を形に 福岡・宗像の「無農薬アスパラ茶」

西日本新聞

福岡県宗像市の農家、竹松有樹さんのアスパラガスを素材にした、フラワーティーカフェ(福岡市西区今宿)のアスパラ茶 拡大

福岡県宗像市の農家、竹松有樹さんのアスパラガスを素材にした、フラワーティーカフェ(福岡市西区今宿)のアスパラ茶

 福岡県宗像市の農家、竹松有樹さん(45)のアスパラガスは、ほどよい歯応えと、みずみずしさで人気だ。土作りにこだわり、無農薬無化学肥料で栽培される。ただ、根元を切り捨てねばならないのが、生産者としての悩みだった。

 理由は、すべて一定の長さに切りそろえるという出荷基準。収穫の多い夏場は、重量比で10%もの量が廃棄になることもある。「一番うま味が強い部分…。なんとかならないかな」

 それに応えたのが、福岡市西区今宿で、ハーブや花を組み合わせたブレンド茶が人気の店「フラワーティーカフェ」を営む有持要さん(34)。規格外のゴーヤーやゴボウなど、普通、お茶とは無縁の素材から魅力を引き出してきたその勘で「アスパラならいける」。そう感じたという。

 疲労回復に効果があるというアミノ酸「アスパラギン酸」を含むアスパラを乾燥。銅鍋で丁寧に焙煎(ばいせん)し、水出しすると、香ばしい香りとアスパラのほのかな風味が生きた、飲みやすいお茶になった。

 1袋16グラム入りで1080円(税込み)。2~4グラムの量で、つぎ足しを含めて2リットル分はあるそうだ。

 環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんが、2005年に来日した際、感銘を受けたという言葉「MOTTAINAI(もったいない)」。それを形にしたようなこのお茶を飲み、暑くなるこれからの季節に備えませんか。

 ▼無農薬アスパラ茶 かわいらしい包装で、贈答品にも使える。フラワーティーカフェ=080(9249)0654=と、北九州市戸畑区中原東のタイガーミルクブティックスイート=093(883)8221=で販売中。

=2019/05/18付 西日本新聞夕刊=

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