福岡市で地域循環共生圏シンポ

西日本新聞

 自然環境を生かした持続可能な地域づくりを通じ環境問題や経済問題の同時解決を目指す「地域循環共生圏」を、九州でどう構築していくかを考えるシンポジウムが18日、福岡市であった。原田義昭環境相をはじめ、九州の産学官関係者ら約300人が参加した。

 「地域循環共生圏」は環境省提唱の概念。シンポは同省の主催で、宗像大社(福岡県宗像市)の葦津敬之宮司や熊本市の大西一史市長らが登壇。地球規模で進む海の環境汚染について解決策を探る「宗像国際環境100人会議」の取り組みや、エネルギーの供給源を分散させることで防災力の向上を図る熊本市の例などが報告された。

 その後、ノーベル物理学賞を受賞した天野浩・名古屋大教授が基調講演した。2050年までに温室効果ガスの排出量を80%減らすとする国の目標を紹介し、その達成に向け、運転中の電気自動車への充電など開発が進んでいる技術を紹介。「共生圏の実現を、私たちもぜひ手伝わせていただきたい」と語った。

=2019/05/19付 西日本新聞朝刊=

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