けやき通り、裂田溝、もぐり橋 規範の風景県内3カ所 デザインアワード発表

西日本新聞 ふくおか版

風景デザインアワードの発表後、会場と意見交換する選考委員 拡大

風景デザインアワードの発表後、会場と意見交換する選考委員

 学識者らでつくる「風景デザイン研究会」(会長、島谷幸宏・九州大大学院教授)は18日、福岡市早良区の九州大学西新プラザで第2回風景デザインアワードを発表した。全体では9カ所あり、県内では「けやき通り」(福岡市)、「裂田溝(さくたのうなで)」(那珂川市)、「遠賀川 直方の水辺にかかるもぐり橋」(直方市)の3カ所が選出された。

 規範となる風景の発見と、価値の共有や保全の支援などを目的に昨年、アワードを開始。公募などで推薦された風景について選考委員会の審査を経て、選考委員が発表した。

 けやき通りは国道202号(通称・国体道路)のうち約800メートルの区間。並木としゃれた店舗が印象的な通りで、民間による景観整備が続いている点などが評価された。

 裂田溝は国内最古の農業用水路。1600年以上が過ぎた現在も基本的な形状が維持され、現役の水路として田畑を潤すなど暮らしに密着した存在である点が強調された。

 もぐり橋(新町沈下橋)はおよそ長さ50メートル、幅1・5メートル。市民生活には欠かせない存在で、増水時に橋桁が流失しても短時間で復旧できる特徴がある。

 ほかに表彰された風景は、東彼杵の農業景観(長崎県東彼杵町)▽やまなみハイウェイ(大分、熊本県)▽沖縄の河川の石積み(沖縄県)▽縫ノ池(佐賀県白石町)▽宮崎海岸(宮崎市、宮崎県日向市)▽玉島川(佐賀県唐津市)。

 アワード発表後は、選考委員と客席とで意見交換もあった。

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