暗闇で「かえんかえー」 大分・萬弘寺 恒例の物々交換市

西日本新聞 大分・日田玖珠版

暗闇で手持ちの物を紹介しながら交換する参加者 拡大

暗闇で手持ちの物を紹介しながら交換する参加者

 大分市坂ノ市の萬弘(まんこう)寺で、伝統行事「萬弘寺の市」名物の物々交換市があり、参加者は「かえんかえー」と声を掛け合い、お宝を目指して持ち寄った品物を交換した。

 萬弘寺の市は、1400年以上の歴史があり、「県内三大市」の一つとされる。毎年5月18日から1週間開催され、期間中の土曜早朝に開催される物々交換市が特に人気となっている。

 今年の交換市は18日午前4時に始まり、約200人が参加。海産物や野菜、食器などの日用品を持ってきた人たちは、交換しませんかという意味の方言「かえんかえー」と声を掛け合いながら夜明けまでの約30分間、暗闇の中で次々に品物を交換し合った。

 同市木田の笹田寿子さん(83)は小学生の頃から毎年参加している常連。今年は、前夜に収穫した梅や手作りのあられを持参し、みかんや花束を経てシーツや升、市名物のあじずしなどに換わった。「みんなでわいわい言いながら交換できて楽しかった。また来年も」と笑顔を見せた。

 萬弘寺の市は24日まで続き、毎日多数のイベントが開かれる。

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