元霧島市長が参院選出馬へ 鹿児島、保守分裂の可能性

西日本新聞 総合面

 夏の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に、元鹿児島県霧島市長の前田終止(しゅうじ)氏(71)が20日、無所属で立候補する意向を固めた。近く正式に記者会見し表明する。前田氏は元自民党県議。自民は、同選挙区に現職で元参院副議長の尾辻秀久氏(78)を公認しており、保守分裂選挙の可能性が高まっている。

 前田氏はこの日、東京で県選出の国会議員らに意向を伝えた。西日本新聞の取材に対し「尾辻氏には現場を知らないという批判がある。県議や首長から出馬を促され、(自民党員として)反党行為ではあるが、正々堂々と戦うと決めた。地方自治の現場を知る強みを国政の場で反映させたい」と語った。

 前田氏は衆院議員秘書を経て県議を4期、旧牧園町長を務めた。2005年、合併による新市発足に伴う霧島市長に初当選し、連続3回当選したが、17年に落選した。

 同選挙区には2氏のほか、いずれも新人で、国民民主が行政書士の合原千尋氏(39)、共産が元県議の松崎真琴氏(61)、社民が鹿児島大教授の伊藤周平氏(59)を擁立する方針を示している。野党は立憲民主を含む4党で統一候補擁立を目指しているが結論は出ていない。

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