参院選の阿部氏推薦、連合熊本取り消しへ 野党共闘に暗雲

西日本新聞 総合面

 連合熊本は20日、参院選熊本選挙区(改選数1)で野党統一候補として出馬予定の弁護士阿部広美氏(52)について、推薦を取り消し、自主投票とする方針を執行委員会で決めた。近く本部で正式決定する。熊本は立憲民主や国民民主、共産がいち早く一本化した「モデル的存在」だったが、実動部隊として支援の中核を担う連合が推薦を取り消すことで、現場の選挙態勢に大きな影響が出そうだ。

 執行委員会に先立ち、阿部氏側が推薦辞退を申し出た。連合熊本によると、4月の熊本県議選と熊本市議選の際、連合の推薦候補がいる選挙区で、阿部氏が共産候補の応援演説をしたことなどで内部が紛糾していたという。

 連合熊本の佐々木義博事務局長は会議後、報道陣に「立民、国民、社民の3党とは他の候補者を擁立、支援しないことを確認している。動ける範囲で協力していく」と説明した。

 阿部氏の後援会関係者は「(混乱で)連合に迷惑を掛けた。野党各党には改めて推薦願を出して共闘につなげたい」と話すが、立民関係者からは「支援の形は白紙」との声も上がり、不透明感を増している。

 阿部氏は2016年の前回参院選でも熊本選挙区から野党統一候補として出馬、落選した。今回、自民は現職の馬場成志氏(54)が立候補を予定している。

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