北九州市にいすを100台つなげた全長約163メートルのブランコが設置され

西日本新聞 社会面

 北九州市にいすを100台つなげた全長約163メートルのブランコが設置され、ギネスの世界記録に認定されたとの記事を読み、数年前に書いたコラムのことを思い出した。

 息子の通う小学校のブランコが老朽化して取り壊されることになったが、予算不足で新たに設置することができず、PTAが費用の肩代わりを検討したものの結局断念。「ブランコのない学校なんて」と書いたら、読者からお叱りを受けた。病気で長期入院していたり障害があったりする子どもがどう思うかという指摘だった。「そもそもブランコに乗れない子どもがいることを忘れないでほしい」と。

 全国で学校施設の老朽化が進む一方で、整備予算が減らされている現状を訴えたかったのだが、誤解を与えずに考えや思いを伝えることの難しさを改めて実感した。さて、世界最長のブランコの記事。病気の子らも「いつかこいでみたい」と希望を抱いてくれたらと思う。 (伊東秀純)

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