コンビニ前の灰皿 福岡市中心部で撤去進む 「客足減」の店も

西日本新聞

愛煙家にとっては、灰皿がある場所は「貴重な喫煙スポット」という 拡大

愛煙家にとっては、灰皿がある場所は「貴重な喫煙スポット」という

 「コンビニエンスストアの前にある灰皿の近くで、たばこを吸っている人をよく見かける。受動喫煙をしたくないので迷惑だ」。あなたの特命取材班に無料通信アプリLINE(ライン)で、こんな声が寄せられた。同じテーマで取材をした京都新聞の双方向型報道「読者に応える」と連携して、福岡市中心部の状況を調べてみた。福岡市は天神・大名地区と博多駅周辺の一部を「路上禁煙地区」に指定。地区内のコンビニでは灰皿の撤去が進み、「開店当初から設置していない」という店舗も多い。

 天神地区のあるコンビニでは長年、パーティションで取り囲んだ喫煙スペースがあったが、市からの要請を受けて昨年12月に撤去した。ただ、その後も隠れて吸う人は後を絶たない。男性店長は「吸っている人に注意し、逆ギレされたことがある。客足は減っており売り上げにも影響している」と嘆く。

 博多区の別のコンビニでも、利用客からの苦情を受けて5年ほど前に灰皿を撤去。店側は喫煙者に携帯灰皿を無料配布したが、吸い殻のポイ捨てが急増したため1カ月後に再び設置した。店のオーナーは「利用客からクレームもあるが、たばこを販売している以上、『吸うな』とは言えない」と話す。

 市は昨年5月、大手コンビニ本部に受動喫煙対策への協力を文書で通知。市民から苦情があった店にも、灰皿の撤去を含めた対応を要請するが、担当者は「敷地内に灰皿を置くかどうかは、あくまで店側の判断」と話している。

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