新幹線整備方式巡り長崎県と論点整理へ 知事会見

西日本新聞 佐賀版

記者会見で質問に答える山口知事 拡大

記者会見で質問に答える山口知事

 山口祥義知事は21日の定例記者会見で、九州新幹線西九州(長崎)ルート新鳥栖‐武雄温泉の整備方式を巡り、フル規格での整備を求める長崎県と事務レベルで論点を整理していく意向を示した。

 ただ、与党検討委員会が夏ごろまでに整備方式案をまとめる意向を示していることを念頭に「数カ月で決められるような話ではない」と述べ、あらためて短期間で結論を出すことに難色を示した。

 山口知事は会見で「在来線の活用とは全く違うフル規格の検討を県が十分行っていなかった」と説明。整備費の財源や在来線の減便、整備ルートなど課題の洗い直しを両県の副知事や担当部長らと進めることで長崎県の中村法道知事と合意したと説明した。

 事務レベルで論点整理した後、フル規格での整備を受け入れる可能性があるかを問われたが、山口知事は「時間が必要だ。大きな話をするには多くの議論が必要だ」と慎重な姿勢を崩さなかった。ただ「先のことを考えれば門戸を閉ざさない」とも述べた。

 また、フル規格整備に難色を示す県を説得するのは「北朝鮮と交渉するようなものだ」と現地視察で発言した自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)が4月の与党検討委員会でも同趣旨の発言をしていたことを明らかにした。山口知事は「長崎との関係もあり、ぐっと飲み込んだ。今度は公の場だったので、さらに残念な思いになった」と述べた。

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