潜伏キリシタン遺産知って 黒島PR動画製作 佐世保市教委

西日本新聞 長崎・佐世保版

 佐世保市教育委員会は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する黒島のPR動画を製作した。1902年完成の黒島天主堂は耐震工事で内部が見学できないため、映像で天主堂の内部や黒島の歴史を伝える。

 県の映像資料などを基に2本を編集した。約7分の動画は、県内の潜伏キリシタンの歴史と黒島の集落を紹介。約5分の動画は黒島に絞り、天主堂の赤れんががカトリック信徒によって運ばれたことや、祭壇に1800枚の有田焼のタイルが敷かれていることなどを説明している。英語の字幕もある。

 佐世保市が黒島の動画を作ったのは初めて。文化財課の山口毅課長は「残念ながら黒島天主堂を見学することができないので、空から撮影した映像や内部の詳細を伝えることにこだわった」と話した。

 市のホームページや動画サイトのユーチューブ、市立図書館で見ることができる。道の駅「させぼっくす99」や黒島ウエルカムハウスでも上映している。

 黒島天主堂の耐震工事は今年3月に始まり、2021年3月末まで続く予定。

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平戸、黒島、小値賀の見どころ紹介 県北振興局リーフレット

 県の県北振興局は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のうち、平戸市、佐世保市黒島、小値賀町の見どころを写真やイラストで紹介するリーフレットを作成した。

 全カラーB3判の四つ折りで、構成資産の概要をはじめ、地元のガイド、特産品などをまとめた。

 挿絵を描いたのは東彼杵町在住のイラストレーターにしむらかえさん。日本初のキリシタン大名の大村純忠が「改宗じゃっ」と叫ぶ吹き出しや、平戸市春日集落のまちづくりリーダー寺田一男さんが「先祖が残した棚田を守りたい」とほほえむ似顔絵が親しみやすい効果を与えている。

 「信仰の舞台に今も暮らす人たちと触れ合うのに役立ててもらえれば」と県北振興局商工観光課の岩本みゆきさん。2千部を発行し、各地の観光案内所などに置いている。

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