原爆死没者名簿を「風通し」 梅雨入り前に182冊 追悼平和祈念館

西日本新聞

原爆死没者名簿を1枚ずつ丁寧にめくって、風通しをする長崎市職員=22日午前11時10分、長崎市の長崎原爆死没者追悼平和祈念館 拡大

原爆死没者名簿を1枚ずつ丁寧にめくって、風通しをする長崎市職員=22日午前11時10分、長崎市の長崎原爆死没者追悼平和祈念館

 梅雨入りを前に原爆死没者名簿を外気にさらす「風通し」が22日、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館であった。昨年、新たに4冊分の名前が加わり、死没者総数は17万9284人に達した。名簿は8月9日の平和祈念式典で奉安される。

 市原爆被爆対策部の職員11人が、普段は同館の棚に置かれている182冊を吹き抜けのラウンジに並べた。長崎原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうした後、1枚ずつ丁寧にめくって傷みがないか確認しながら、風を通した。

 名簿は被爆者の生きた証しを残し、恒久平和を祈念するために1968年から作成。広島で被爆して長崎での奉安を望んだ58人分の1冊と、身元不明の犠牲者を弔う白紙の1冊も含まれる。昨年8月1日以降に死亡が確認された被爆者の名前を書き加える「筆耕」作業は6月3日から始まる。 

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