『鹿児島古寺巡礼』 写真・文 川田達也  (南方新社・1944円)

西日本新聞

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『鹿児島古寺巡礼』写真・文川田達也(南方新社・1944円)

 明治になって鹿児島では廃仏毀釈(きしゃく)の嵐が吹き荒れた。廃された寺院は1066カ所。薩摩藩主島津氏本家の菩提(ぼだい)寺、福昌寺でさえ、1869(明治2)年に廃寺になっている。現在は木々に囲まれた墓所が残り、6代氏久・師久以後の島津氏当主の墓塔が立ち並ぶ。京都の大学を卒業して故郷・鹿児島に戻った著者は、「興味本位で訪れただけ」の福昌寺跡で、墓塔群に見られる「豊かな石の文化に衝撃を受け」て、廃寺巡りを始めた。本書では、島津氏の一族と有力家臣の菩提寺(跡)や墓所計23カ所を、カラー写真と地図、家系図を添えて紹介している。

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