長崎短大「Hopステーション」始動 地域の子育て力アップ

西日本新聞 長崎・佐世保版

リーフレットを手に「Hopステーション」をPRする花城暢一教授(左)と陣内敦教授 拡大

リーフレットを手に「Hopステーション」をPRする花城暢一教授(左)と陣内敦教授

 長崎短大(佐世保市)は、地域の子ども育成力を高めるため「Hop(ホップ)ステーション」と名付けた情報発信、学習・研究拠点づくりを始めた。保育学科、食物科、国際コミュニケーション学科の教員が組織を横断して、保育課題への対応や人材育成に取り組む。

 短大と協力関係にある佐世保市や波佐見町、保育施設、保護者などと連携し、子育ての現場の悩みや課題を把握。それを基に実践的な研究を深め、地域に還元する。ステーション長は保育学科の花城暢一教授が務める。

 具体的には、障害児やひとり親世帯の支援、食育、運動、表現と遊び、情報通信技術(ICT)の活用など幅広いテーマを想定している。子どもの食物アレルギー、家庭と地域の関係の希薄化など、より今日的な課題に着目する。

 佐世保市の地域性も重視し、外国にルーツを持つ子どもの支援や英語教育もテーマに挙げた。調査や研究には他大学とのネットワークも活用する。

 学長補佐の陣内敦教授は「現在の保育を取り巻く課題に対応するには、さまざまな研究テーマを持つ教員がチームとなって取り組む必要がある。地域の人たちに意見をもらいながら、一緒に対応策を考えていきたい」と話す。

 保育人材が不足していることも踏まえ「学び直し」にも力を入れる。現職の保育者の研修、離職者の再就職支援を検討する。

 26日に学内で保育関係者などに、Hopステーションの目的や研究内容を説明する。以後、子どもが体験する造形や運動、音楽のワークショップ、食育のイベントなども計画する方針。

 陣内教授は「教員の顔と専門性が分かるように、ステーションの活動を見える化したい。地域のニーズに対応して子育て力を高めたい」と意気込む。

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