『ド・ロ版画の旅』  郭南燕編 著  (創樹社美術出版・4968円)

西日本新聞

 明治期の長崎でキリスト教を広めたフランス人のド・ロ神父は、教義を分かりやすく伝えるため、絵師に木版画(ド・ロ版画)を作らせた。版木が長崎市の大浦天主堂に残る。キリスト教史や西洋美術史などの専門家による共同研究で、ド・ロ版画の手本が中国・上海で布教用に制作された版画であることや、九州の教会や博物館などに計86点存在することなどが判明し、その成果を本書にまとめた。国際日本文化研究センター元准教授の編著者は、ド・ロ版画に込められた欧州と上海、長崎の文化的融合を説く。

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