特殊車両の運用始まる 消防庁が日田市に無償貸与

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 九州豪雨を受け、災害時に人命救助に当たる特殊車両「津波・大規模風水害対策車」が県内で初めて日田玖珠広域消防組合消防本部に配備され、今月から運用を始めた。今後、災害が起きれば、県内に限らず全国に出動する。

 対策車は3月、消防庁から同消防本部に無償貸与された。全長約9メートルの搬送車には、6人乗りの小型水陸両用バギー、ゴムボート、チェーンソーなどを搭載。バギーは舗装されていない場所で走行、旋回もできるという。同本部によると、東日本大震災をきっかけに2013年から全国で配備が進み、現在は28台が稼働しているという。

 日田市役所で17日にあった運用開始式では、車両の説明後、市議会議員がバギーを試乗した。荒川博光消防長は「さらに力を入れて、日々の訓練に取り組んでいきたい」と話した。

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■女性メンバーら炊き出し訓練 日田市消防団

 日田市消防団の女性メンバーが、市役所で災害などの非常時に備えて炊き出し訓練をした。団員や市職員ら24人が、炊き出し用炊飯器具の組み立てや同器具を使った米の炊き方を体験して、備えを新たにした。

 炊き出し器具は昨年、県LPガス協会日田地区協議会が市に寄付した。一度に80人分の食事を作ることができる。専用の炊飯袋に米と水を入れて輪ゴムで袋の口を結び、沸騰した湯で約30分煮ると、ご飯が炊き上がる。

 19日の訓練では、湯に入れた時に空気が膨張して袋が破れることを防ぐため「輪ゴムで結ぶ時は空気をしっかり抜いてください」などと同協議会員から丁寧な指導を受け、米を炊き、味わった。リーダーの宇野周子さん(70)は「体験することで方法を体に覚えさせて、非常時に役立てたい」と話した。

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