来年7月、佐世保で生物学オリンピック 国内予選、月末まで募集

西日本新聞 長崎・佐世保版

地元の高校生の参加を呼び掛ける大会組織委員会の浅島誠委員長 拡大

地元の高校生の参加を呼び掛ける大会組織委員会の浅島誠委員長

 佐世保市の長崎国際大で来年7月、第31回国際生物学オリンピック2020長崎大会が開催される。高校生を中心とした世界80カ国の若者が集まり、生物学の知識や思考力を競う。大会組織委員会はこの機会に生物学に関心を持ってもらおうと、地元向けのイベントも企画している。

 国際生物学オリンピックは1990年にチェコスロバキアで第1回大会が開かれ、来年の長崎大会で31回目。日本では2009年の茨城県つくば市以来、2回目の開催となる。

 長崎大会の意義について大会組織委員会の浅島誠委員長(東京大名誉教授)は「科学は人類にとって全てプラスになっているわけではない。負の遺産もある。それを世界の若い人たちに知ってほしい」と説明。来年7月3日から10日までの大会期間中、参加国の関係者に長崎原爆の実相を伝えるため、長崎市の平和公園を訪問する日程を組んだ。

 組織委員会は日本代表を選ぶ国内予選(日本生物学オリンピック)の参加者を5月末まで募集中。浅島委員長は「全国から同世代が集まる。自分よりも優れた人がいれば頑張ろうと思うし、友達も増える。若い人たちの能力が伸びる環境を与えるのが私たちの役割」と語る。

 国内予選の参加者は年々増え、2016年から4千人を超える。組織委員会は「長崎からもたくさん参加してほしい」と応募を求めている。

 今年8月には本番に向けた記念シンポジウムが長崎国際大であり、生物学の研究者が講演する。来年の大会後には、大会と同じ試験問題に挑戦できる「チャレンジバイオフェスタ」を開催する予定で、長崎や佐賀の高校生に参加を呼び掛ける。

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