国重文答申の「庚寅銘大刀」25日から一般公開 福岡市埋文センター

西日本新聞 ふくおか都市圏版

作られた年や日付など19文字が刀身に刻まれている庚寅銘大刀。25日から福岡市埋蔵文化財センターで展示される 拡大

作られた年や日付など19文字が刀身に刻まれている庚寅銘大刀。25日から福岡市埋蔵文化財センターで展示される

 福岡市博多区井相田の市埋蔵文化財センターは25日から、国の重要文化財へ指定されることになった「庚寅銘大刀(こういんめいたち)」の実物を一般向けに展示する。3月に国の文化審議会が重文に指定するよう文部科学相に答申して以降、一般公開は初めて。8月11日まで。

 庚寅銘大刀は2011年に同市西区の九州大伊都キャンパス内にある元岡古墳群から出土した鉄製の刀。長さ約74センチで、峰には製作年とみられる西暦570年を意味する「庚寅」など漢字19字の銘文が、彫った溝に高純度の金を埋め込む象眼の技法で刻まれている。重要文化財の指定名称は「金錯(きんさく)銘大刀」。

 発掘直後の透過エックス線撮影で文字が記されていることが分かり、さびを慎重に削る作業を続けた結果、15年には文字が読める状態となった。センターによると、製作当時に日本で暦が使われていたことを示す考古学上の重要な資料という。

 今回、大刀とともに重文指定対象になった古墳出土品の金属製品や土器など287点の中から、約100点も展示する。馬の首にさげる大きさ10センチ超の「馬鈴(ばれい)」などを並べる。

 センターは入館無料。月曜は休館。

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