多様なフリースクール32団体を紹介 要望受け冊子作成 福岡の協議会

西日本新聞 くらし面

「さまざまなスタイルの居場所があるので、自分に合うところを見つけてほしい」と話す上村一隆さん 拡大

「さまざまなスタイルの居場所があるので、自分に合うところを見つけてほしい」と話す上村一隆さん

 福岡県内のフリースクールや子どもの居場所の情報を不登校に悩む親子に届けようと、「ふくおかフリースクールフレンドシップ協議会」(中島靖博代表)は「子どもたちの多様な学びを支える居場所情報誌」を作成した。保護者から「どこにどんな居場所があるのか分からない」との声を受けて企画したという。 

 同協議会は、中島代表が代表理事を務める「NPO法人未来学舎」(同県久留米市)や「箱崎自由学舎えすぺらんさ」(福岡市東区)などフリースクール5団体が中心となった、緩やかな協力団体。情報誌では32団体について、連絡先▽対応年齢▽利用料▽どんな人がスタッフをしているか▽一日の過ごし方-などが紹介されている。 

 これまでフリースクールの情報はまとまって発信されることが少なく、保護者がホームページで検索するなどして個別に団体を訪ねることが多かった。しかしフリースクールは、学校のように時間割を作って勉強するところもあれば、遊びを中心に活動するところもあるなど特色はさまざま。子どもに合った団体をじっくり選んでもらおうというのが情報誌発行の目的だ。フリースクール側が「この子はうちの生活スタイルには合わないかもしれない」と感じても、他の団体を知らないため紹介ができない状況もあった。 

 掲載しているのは、掲載を希望した上で(1)利用料を明確にしている(2)協議会の見学要請に応じる(内部が公開できる)-という条件を満たした団体。県内の通信制、単位制の高校や親の会の連絡先もまとめた。 

 3月末に、2500部作成した。掲載された団体に置いており、希望者は無料でもらえる。団体は保護者が集まる会や教員向けの不登校対応研修などで活用していくという。 

 事務局の「えすぺらんさ」職員、上村一隆さん(46)は「情報不足で『フリースクールはここしかない』と思い込むと、雰囲気が合わなくても子どもが無理をしてしまう。選択肢があることを知ってほしい」と話す。B5判37ページ。問い合わせはえすぺらんさ=092(643)8615。

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