大牟田空襲、資料が語る 記録する会が10年ぶり展示会

 市民団体「大牟田の空襲を記録する会」の10年ぶりのパネル展示会が24日、大牟田市の三池地区公民館で始まった。戦時中の防火訓練といった市民の様子や、焼け野原となった米軍撮影の市街地など写真パネル100点のほか、実物の焼夷(しょうい)弾や資料など計200点を展示。身近な地域での市民の「戦争」を感じることができる。6月2日まで。

 大牟田市は軍需工場や港があり、全国の中小都市の中でも、米軍の攻撃目標としての優先順位が高かったという。

 会によると、市は1944年11月から終戦まで計5回にわたり空襲被害を受けた。1300人が犠牲となり、負傷1700人、1万2300戸の家屋が焼失、破壊された。特に3回目の45年7月27日の空襲では、計37万発の焼夷弾が落とされ、約600人が犠牲となった。

 会は近年、空襲体験者から聞き取った証言集の発行に力を入れており、所蔵するパネルの展示会は2009年11月以来となる。空襲時に破損し、今も残る神社のこま犬の写真など、新たに作成したパネルも並んでいる。中嶋光秋代表は「古里の苦難の時代だった戦争、空襲の実相を感じ、平和の大切さを考えるために多くの人に見てほしい」と話している。

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