タイ国会5年ぶり再開 近く首相選出、多数派工作続く

西日本新聞 国際面

 【バンコク川合秀紀】2014年のクーデター以降、軍事政権下にあるタイで24日、約5年ぶりに国会が招集された。月内にも上下両院議員の投票で首相を選び、6月に内閣が発足する運び。民政復帰に向けて重要な局面を迎えた。

 国会は3月の総選挙で選ばれた下院(定数500)と、軍政が事実上任命した軍OBらの上院(同250)で構成。反軍政を掲げるタクシン元首相派の「タイ貢献党」が下院の第1党になったが過半数を確保できず、第2党の親軍政党「国民国家の力党」を中心とする勢力との間で多数派工作が続いている。

 首相指名選挙には軍政の影響力が及ぶ上院も加わるため、クーデターを主導したプラユット暫定首相の続投と親軍政派の連立政権発足が極めて濃厚となっている。この日、ワチラロンコン国王が上下両院議員を前に国会の開会を宣言し「国の安全や国民の生活のため、立法の義務をしっかり果たしてほしい」と述べた。

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