『サッカーボール 海を渡る』  飼牛万里 著  (海鳥社・1620円)

西日本新聞 文化面

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『サッカーボール海を渡る』飼牛万里著(海鳥社・1620円)

 けんちゃんとぼくは最高の仲良し。学校から帰るとけんちゃんは「ただいまぁ」と声をかけてくれる。ある日、家が突然、がたがたと揺れて窓ガラスが割れ、真っ黒い水が流れ込んできた。気がつくとぼくは海の真ん中を漂っていた‐。東日本大震災の被災地から流されたサッカーボールが米国のアラスカで見つかり、持ち主に返されたという実話を基にした童話。元中村学園大教授で翻訳家の著者は、幼少期に貨客船で太平洋を2往復した経験を主人公のボールに投影した。英語版も収録。装丁・装画は久保丈子。 

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