鹿島の魅力マンガに 市職員と元銀行支店長制作 歴史や観光資源紹介

西日本新聞 佐賀版

企画を発案した納塚真琴さん(右)とマンガを描いた千綿明直さん 拡大

企画を発案した納塚真琴さん(右)とマンガを描いた千綿明直さん

 鹿島市の魅力をより多くの人に知ってもらおうと、市職員と元銀行マンが鹿島の歴史や観光資源を紹介する「鹿島・ぶらり・NAVI(ナビ)」と題するマンガを制作した。2人は「子どもたちが地元の良さを見直すきっかけになれば」と期待している。

 マンガはA4判14ページ。財務省から出向し同市総務部地方創生担当理事を務める納塚真琴さん(57)が発案し、元佐賀銀行鹿島支店長の千綿明直さん(55)が作画した。

 2人が鹿島市をタイムスリップしながら旅し、鹿島藩13代藩主の鍋島直彬に教育の大切さを諭されたり、活気に満ちた昭和30-40年代の街を歩いたりして、地域の歴史を振り返る。

 ものづくりのまちとしての実力も描いた。技術力が評価され、世界的にも高いシェアを誇る企業や、多くの日本酒ファンを集める酒蔵ツーリズムの紹介では、ユーモラスな似顔絵の社長らを登場させ、笑いを誘う内容になっている。

 納塚さんは吉野ケ里町、千綿さんは佐賀市の出身。2人は「鹿島の人は『何もないまち』というが、よそ者の視点で見るといいとこがたくさんある」と口をそろえる。千綿さんは支店長時代の2018年2月に酒蔵をイメージしたJR鹿島駅前の再開発案のイラストを描いて提案するなど同市にほれこみ、現在は市内の企業に転じている。

 同年8月から話し合いや資料集めに着手し、今年3月末に原画が出来上がった。行政や商業関係者でつくる「かしま観光戦略会議」が2千部を発行した。

 地元で学校の子どもたちに配布するほか、観光にも役立てたいとしている。2人は「マンガを読んで鹿島に行きたい、住みたいという人が増えればうれしい」と話している。

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