竹田市猛暑日35.0度 今季最高 熱中症、全国460人搬送

西日本新聞 一面

天神上空で太陽の周りに光の輪が現れる「日暈」が見られた=25日午後1時39分、福岡市中央区 拡大

天神上空で太陽の周りに光の輪が現れる「日暈」が見られた=25日午後1時39分、福岡市中央区

 高気圧に覆われて晴れた九州地方は25日、各地で今年一番の暑さとなった。大分県竹田市は35・0度を観測し、全国初の猛暑日となった。26日も真夏並みの暑さが続く見込み。運動会が予定されている学校もあり、気象庁は熱中症への厳重な警戒を呼び掛けている。

 福岡管区気象台によると、竹田市のほか、鹿児島県肝付町で34・3度▽宮崎県えびの市34・2度▽熊本県あさぎり町34・1度‐など、各地で5月の観測史上最高気温を記録。福岡県太宰府市でも33・0度▽佐賀県白石町31・8度▽長崎県島原市30・9度‐と、九州全県で真夏日を観測した。

 手足のしびれや吐き気、頭痛など熱中症とみられる症状で救急搬送された人は共同通信の全国集計で計460人に上った。このうち九州では福岡、大分各19人▽熊本8人▽宮崎、鹿児島各5人▽佐賀3人‐だった。大分県では光化学オキシダント濃度が基準を超え、注意報が出された。

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 福岡市では午前11時ごろ、太陽が光の輪に包まれる「日暈(にちうん)」を観測。強い日差しが注がれる中、人々はまぶしそうに空を見上げていた。

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高気圧“渋滞”、偏西風は蛇行 気温上昇の要因に

 大分県竹田市で全国初の猛暑日を観測するなど、25日は各地で5月としては記録的な暑さとなった。福岡管区気象台によると、高気圧の“渋滞”や、偏西風の蛇行で、地面と空から空気が暖められていることが要因だという。

 気象台によると、日本の東側に勢力の強い高気圧が居座り、南側から進む別の高気圧が移動しにくい状態にある。その結果、高気圧が日本の南側を覆ったまま晴れの天気が続き、地表を暖め続けている。

 さらに偏西風が蛇行して吹いており、上空1500メートル付近で18度以上と「平年より温度が高い状態」(気象台)の空気が日本の南側から流入。地上と上空の両面から気温を上昇させる格好となり、異例の暑さがもたらされているという。

 26日も引き続き真夏並みの暑さとなる見込み。27日は低気圧の接近で天気が崩れ、気温は平年並みに戻る見通しだ。

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